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  • 川満信一、仲里効編: 琉球共和社会憲法の潜勢力-群島・アジア・越境の思想
     混沌としている状況だからこそ読まれるべき一冊。
  • 吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司: 検証・法治国家崩壊ー砂川裁判と日米密約交渉
     今日の米日関係が米日トップの共犯関係で作られて来たことを歴史的に明らかにし、世に問うた力作。米国の核の傘の下に、私達は居続けるのか?
  • ジョン・W.ダワー: アメリカ 暴力の世紀-第2次世界大戦以降の戦争とテロ
    アメリカという国が如何に暴力にまみれた国であるかを示す好著。正規軍による戦争ばかりか、様々な謀略活動が表の顔の裏側に張り付いている。私達はこの国と如何に付き合うべきか?
  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

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2018年8月 9日 (木)

動揺しながらも前を向いて生きる(180809)

 今日は10日ぶりの辺野古お休みの日。やるべきことをやるつもりでいたが、新聞を読みふけり、音楽を聴きながら、いささかボケーとしている。昨夜、洗濯したものを干し忘れていた。

 昨日亡くなられた翁長雄志さんは1950年、那覇(真和志村)生まれ。私より1学年上だ。大学は東京の法政大(75年卒)だったということだが、その頃の彼は何をしていたのだろう。50年代後半から60年代の沖縄は、島ぐるみ闘争や復帰闘争が激しく燃えていた時代であり、同時代でも私が育った東京とは全く違っていたことは、言うまでもない。
 例えば、私は60年安保闘争の記憶をまったく覚えていない。60年代後半から70年代の反安保・ベトナム反戦の一過性の闘いでしかない。自分が当時の若者と違うのは、60年代から一貫して自然を壊して歩む人間のあり方に危惧の念を覚え続けていたからだ。それにしても、東京を中心とする『日本国』が米国と結託して、沖縄を基地の島に、戦争の出撃拠点に置き続けてきた事が、彼と私の立場を異にしてきたことは言うまでもない。しかし、だからこそ、彼の死は他人事ではない。彼の死を悼むのは、私がこれまでとこれからの人生を併せてやっていくしかないだろう。
 
 今朝、森山良子のデビュー作「この広い野原いっぱい」(1967年)などを聴いていた。私が育った東京23区から、すがすがしい光景がなくなって久しいが、沖縄は別の意味で、はるか以前からそうだった。8月6日はヒロシマ忌であり、今日9日はナガサキ忌だ。原爆の死は身体を貫通するばかりか、時間を貫通してくるものだ。沖縄は未だに基地に盗られたままであり、それどころかあらたに自衛隊の基地が琉球諸島の中にも造られつつある。
 以前に大田昌秀さんの「こんな沖縄に誰がした」との恨み節が入った評論を読んだが、そう思うのも、さもありなんだ。身体で受けてきた記憶は簡単に消えないし、薄れない。私などは機動隊から殴られた記憶は未だに鮮明だが、身体に心にグサ、グサッという記憶は数少ない。
 50年前の千葉県江戸川河口(今で言うディズニーランドがある辺り)の自然を守れの運動の渦中で、日々、埋立てられる姿を横目にしながら、あがいていた自分たちの姿を鮮明に覚えている。埋立ては時が経っても、場所を異にしても、本来自然を守るべき人々が共犯者にされている構造は、悲しすぎる。
 この構造を克服できない限り、人類は終わっていくだろう。その前に武器で人は自滅していくのではないか。
 翁長さんが命を削られた沖縄で、私たちは歩み続けなければならない。オール沖縄についての評価(違和感)もあるが、またあらたないい意味でのチャンプルー文化を創り出すことが不可避だろう。粘って粘って負けない運動を、生き方を私も作り出していきたい。

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コメント

巨星堕つ  沖縄のこころ  どこへ行く
礎皆に  継がれんことを

ありがとうございます。
おっしゃるとおり、どうしたらつなぐことが出来るのか、繋がるのか。難しすぎる。しかしこの難題を避けて通れない。時間がない。あぁ時間が欲しい。

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