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  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

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2019年2月 8日 (金)

軟弱地盤、最深90mの衝撃(190208)

 去る19年1月31日に国会質問の中で、軟弱地盤に対して、2万本の杭を打ち込み、やるのだと聞いて、衝撃を受けた。だが、県外から帰宅した2月6日の情報によれば、最深90m(海面から)で6万本だとの新たなニュースが流れていた。

 私たちは、2015年以降の沖縄防衛局によるボーリング調査を横目にしながら、怪しいぞと睨んでいた。特に追加調査が行なわれ、調査船ポセイドンが導入された中で、これは何かあると予想していた。情報公開請求で明らかになったのは、大浦湾の、長島側(南)のC-1護岸付近の軟弱地盤だ。
 ところが私が海図を基にした付近の図面を詳細に確認したところ、埋立て予定地の東端は水深30mと深いばかりか、周囲の海底はかなりの凹凸がある。軟弱地盤は、単純な点でなく、広範に広がっているものと予測していた。思ったとおりだった。
 防衛局が出した地盤改良工事の検討報告書によれば、最深部は海面から90m(海底から60m)だそうだ(琉球新報 190207)。対して現在の技術力では工事可能な範囲は最深70mまでだともある。
 さらにこうした改良工事が必要な範囲は中仕切り護岸Aにも及ぶと。路盤の改良工事が必要なのは全体で57haもあり、埋立て総面積の約3分の1に当たる広さなのだ。
 これに対して、日大理工学部准教授の鎌尾彰司さんはこう話している。「そもそも当初言われていた70mの地盤改良工事の事例も聞いたことがなく、かなり大規模な工事になることが予想されたが、90mとなると、工事の難度も非常に高くなり、地盤改良が可能かどうかを想像すらできない」としている。
 これまでのサンドコンパクションパイル工法は50mの実績しかないそうだ。砂杭は50mまでだと直径2mで、それ以上になれば、直径1,6mとするようだが、そもそも実績があるのか不明だとしている。追い討ちをかけるように、このための作業船は70m程度の深度にしかおよぶものがないといっている。だとすると新たに船を発注してからやるのか。
 
 それにしても直径1,6mの砂杭6万本を57haの中に埋め込むのか。もしもこれをやったら大浦湾の自然は完全に壊滅ずるだろう。これは工事が巧くいっても、いかなくても同様だ。安倍政権・防衛省は、自然が壊れようが関係ないだろうが、自然生態系は一度壊れたらオシャカだ。再生不可能なのだ。
 
 私たちはどうしたらこんな愚かな工事を止められるのだろうか。様々な角度から具体的な検討を行い、如何に無謀なものであるかを明らかにしていくしかあるまい。私たちの総力が問われているのだ。
 
 また、政府・防衛省は全体の工事計画に展望がなく、無謀なものである以上、即刻すべての新基地建設に関わる工事を中断し、原状に回復すべし。徒に自然を壊すばかりの事案に、税金の投入をやめるべし。
 安倍政権や外務・防衛官僚は、ここまでの無謀な工事を「沖縄だから」やるとする沖縄に対する差別政策を直ちに中止すべきだ。
 もっとも沖縄的に言うならば、2月24日に行なう沖縄の県民投票の意義は確実に高まっているだろう。

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