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考えるための本

  • 川満信一、仲里効編: 琉球共和社会憲法の潜勢力-群島・アジア・越境の思想
     混沌としている状況だからこそ読まれるべき一冊。
  • 吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司: 検証・法治国家崩壊ー砂川裁判と日米密約交渉
     今日の米日関係が米日トップの共犯関係で作られて来たことを歴史的に明らかにし、世に問うた力作。米国の核の傘の下に、私達は居続けるのか?
  • ジョン・W.ダワー: アメリカ 暴力の世紀-第2次世界大戦以降の戦争とテロ
    アメリカという国が如何に暴力にまみれた国であるかを示す好著。正規軍による戦争ばかりか、様々な謀略活動が表の顔の裏側に張り付いている。私達はこの国と如何に付き合うべきか?
  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

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2019年4月20日 (土)

沖縄の民意を示す闘いを!ー衆議院沖縄3区の最終局面で(190420)

 結局、今回の選挙に私が直接取材にいけたのは、残念ながら初日の4月9日のみだった。明日、投票日を迎えるが、如何なる結果がでるかは、私にも予測がつかない。厳しい厳しい伯仲した闘いになっている。

 2月24日の県民投票の結果が、今回の選挙に反映されるのであれば、ヤラさんが勝つ。だが、事はそう単純にいかないのだ。これは国政への実績と知名度の差が余りにも大きいからだ。安倍政権お抱えの島尻候補は、衆議院議員の座から落選したあとの16年8月から19年1月25日まで沖縄担当相の補佐官を拝命しており、実績の数々を掲げることができたのだ。だが裏を返せば、安倍お抱えだということが歴然としている。

 ヤラさんの弱点は知名度のなさだ。沖縄タイムス社会部長、フリージャーナリストであり、知る人は知っているが、よほどコアな人でなければ知られていないのだ。そのうえ、どうも選対がぎくしゃくしている。チラシを作れば、何が言いたいのかわからないし、選挙公報もまだまだなできだった。そして各地の足になる部隊が全力で動いているのだろうか。各地の島ぐるみ会議が中心になるにしても、選挙運動をフル展開できる基盤が未熟だ。そこを乗越えようとしてきたのは彼の持ち前のフレキシブルな動きと玉城デニー知事の力強いプッシュだろう。あとは様々な市民がどれだけ動いているかだ。

 今回の争点は新基地建設をNo!というか、Yesというのかが大きな分岐点となっている。しかし、繰返すが、そう簡単にいかぬ。島尻さんは子どもの貧困の解決を第一に掲げており、国からお金を引き出しますと大宣伝。いつも笑顔を絶やさない人柄らしいのだが、この笑顔で基地を押し付け、地位協定を押し付けながら、子どもの貧困対策だ、経済振興だと言うのだから、極めて怪しいのだ。何しろ安倍政権が進めていることは中国などとの軍事緊張を煽りながら軍事産業の育成強化と国軍を創り出すというアブナイ路線。琉球諸島にこうした軍事拠点を押し付けているのだ。到底笑顔でいられないことが、笑顔で覆い隠されながら進行するとしたら、トンでもないことだ。

 不思議なことに日米地位協定の改訂にお二人とも賛成している。しかしよくよくきけば、まったく内容が異なる。彼女は「地位協定は米軍関係容疑者の起訴前での身柄の引渡しなどの5項目」。彼は施設管理権を定めた3条の改訂を重視。航空特例法の撤廃や、基地への国内法の適用を目指している。米国様様の自民党(自民党沖縄)と、住民主権をはっきりと打ち出さなければならぬ沖縄の根本的な違い。

 関連して彼女は、こういっている。「北部訓練場のヘリパッド建設は約4000haの返還条件だった」としながら、『ヘリパッドの使用に当たっては住宅への影響がないようにすべきだ』」と。高江の集落を取り囲む形で新設した6個のヘリパッドは恣意的なものだ。集落を意識しながら実戦さながらに、他人の迷惑顧みず演習ができるためであり、これを前提にして住宅への影響がないようにとは意味不明。少なくとも住民の暮らしを圧迫しない運用はありえないだろう。ヤラさんが言うとおり、高江のヘリパッドは撤去するしかない。

 沖縄における経済振興とは何だったのだろうか、何なのだろうか? 米軍基地を押し付けるための、これからは米日の軍事拠点を押し付けるための政策でないのか。利権を住民の暮らしの中に浸透させてきた「麻薬」だったのではないのか。沖縄のことは、沖縄の人々が決めることができなければ、たとえ「善意」だとしても、沖縄の声を、民意を黙らせる効果しか生まない。「沖縄の民意を尊重せよ」と声を大きく上げることができるのは、どう考えても《ヤラともひろ》だ。

 沖縄は、少なくとも沖縄戦以降の74年間の負と不を除去していく壮大な闘いの渦中にあるのだ。皆で力を合わせて頑張ろう。

 

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