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考えるための本

  • 川満信一、仲里効編: 琉球共和社会憲法の潜勢力-群島・アジア・越境の思想
     混沌としている状況だからこそ読まれるべき一冊。
  • 吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司: 検証・法治国家崩壊ー砂川裁判と日米密約交渉
     今日の米日関係が米日トップの共犯関係で作られて来たことを歴史的に明らかにし、世に問うた力作。米国の核の傘の下に、私達は居続けるのか?
  • ジョン・W.ダワー: アメリカ 暴力の世紀-第2次世界大戦以降の戦争とテロ
    アメリカという国が如何に暴力にまみれた国であるかを示す好著。正規軍による戦争ばかりか、様々な謀略活動が表の顔の裏側に張り付いている。私達はこの国と如何に付き合うべきか?
  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

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2019年6月27日 (木)

晴れた朝を迎えて(190627)

 昨日の風雨は凄かった。何がって、こちらが予想するよりも早く襲われたから、対応が後手後手になった。私もあれだけの風雨の中で、テント撤収作業をやったのは初めてだった。あの風雨の中で、看板を一人で持ったら弾き飛ばされる。風向に留意してやらなければ、危険。無事に終えて何よりだった。

 もうひとつ昨日は、こまつ座の「木の上の軍隊」を沖縄市市民会館まで見に行く予定だったが、これに行けるかが問題になった。危惧したが、無事に会場一杯の1500名ほどのお客様を迎えて開催された。私たちも前の方で見ることができた。悪天候だから、空席がでるかと思っていたが、満杯だった。

 私は90年代初頭からこまつ座を見てきたのだが、自身が沖縄にきてしまい、沖縄でこまつ座を見ることができるとは思っていなかった。だからそれだけでも嬉しかった。伊江島を舞台にした「木の上の軍隊」の公演が沖縄でやられたことは、こまつ座や関係者の皆様が今の沖縄の政治状況を留意されたからだろう(琉球新報社が共催)。辺野古の闘いなどが文化状況にも影響を与えているのだ。

 沖縄だから当然とも言えることだが、会場に駆けつけてきた人たちは、現場で闘っている人たちが少なくなかった。東京だと、演劇が好きな人が中心にあつまる。演劇人口はどうしても幅が狭い。熱演が外の世界に届くための努力がもっともっと行なわれないと、折角の機会がもったいない。

 私自身は、自然への関心から政治にも、文化にも、写真を媒介にしつつ、関心を深め取組んできた。異文化交流もだいじだと改めて思う。自分が気付いていなかったことが見えてくるから。今ここに住んでいる(住む自由)ことも、考えてみれば、あたりまえのことでないのだろう。難民も強制連行も、戦時動員も、強いられた移動であり、自由とはマ逆なことだ。1944年に沖縄に32軍が創設されてあちこちから動員されてきた兵隊だって、命令に基づくものだし、島人が軍隊に動員されたのも命令による。疎開だって命令によるものだ。戦争は人々の生活の根っこから奪い取るものだ。

 今の私たちは自由に住み、移動しているようにみえるが、日本ほど難民を受け容れない国もない。入国管理事務所の収容所で、治療もさせず、死に至らしめているとの情報も珍しくない。ぼやぼやしていると、私たちの命の営みの根が断ち切られていくのだ。

 沖縄だって72年5月14日までは、米国の入国許可を得られなければ、入れなかった、出れなかったわけだ。さらに政治的な分断統治を克服しても心の中に浸透してしまった文化的な分断を超えることは、2桁も三桁も難しい。

 戦争とは人の自由を奪うことだ。奪われることだ。悪夢を見る「自由」など自由ではない。特権に胡坐をかいてきた連中だけが、豊かになる時代を私たちは、いつまでも承服していて、いいのか?!

 今朝は晴れまが出ている。天候は刻々と変わるが、人間の責任である政治は、人間が変えなければ変わらない。私たちがこの先に希望をもつためには、今置かれている状況を問い直し、一人ひとりは微力だからこその連帯が大切だ。共に前を向くことができなければ、押し流されていくだけだ。

 

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