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  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
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2019年8月 7日 (水)

戦後74年も経つのに(190807)

 今年は2019年。あの夏から数えれば、74年が経つのだ。

「ちちをかえせ ははをかえせ

 としよりをかえせ

 こどもをかえせ

 

 わたしをかえせ わたしにつながる

 にんげんをかえせ

 

 にんげんの にんげんのよのあるかぎり

 くずれぬへいわを

 へいわをかえせ」

 

  これは広島で被爆した峠三吉の「原爆詩集」の「序」の部分。一字一句がひらがなであり、「わたしにつながる にんげんをかえせ」が肝であり、さらにほぼ全壊させられてしまったからこそ、「くずれぬへいわを へいわをかえせ」と書いたのだろう。絶望的な状況・体験の中で、人は何を伝えられるだろうか?

 

 私は1951年東京生まれであり、ヒロシマ・ナガサキ、オキナワを体験していない。体験していないからと言って、無関係なのか? 峠三吉が、また無数の死者たちが、生者たちが「わたしにつながる にんげんをかえせ」と呪い、願ってきたはずなのだ。

 しかし米VSロは中距離核ミサイル全廃条約を去る2月1で、米国が廃棄することを通告した。核軍縮のベクトルが核軍拡のベクトルに変る。ヒロシマ・ナガサキから74年が経ち、戦後74年が経った今も、私たちは核の脅威の中で暮らしているのだ。

 自身が体験していないことに私が無関心のままならば、それを追認したことになる。現にヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマときてしまった。このフクシマは言うまでもなく2011年3月11日から12日のことだ。否、現在進行形の一連の事態だ。

 ヒロシマ・ナガサキは戦争の惨禍であり、戦争の帰結であり、戦争の未来であり続けているのだ。人間はどれほど学習能力が劣る存在なのか、どれほど想像力に欠けているのか。科学技術の「進歩」を統御する力がないか。傲慢なのか。

 沖縄にいると、オキナワは8/6,8/9のような記念日で終わらない。1発の爆弾ではなく、無数の攻撃にさらされてきたからであり、「友軍」にも殺されたから、人々の中に記憶が刻まれてきたのだ。

わたしにつながる にんげん に 伝えられてきたのだろう。

 

 ヒロシマ・ナガサキとオキナワを私たちはもっともっと結んで記憶していかなければならないはずだ。わたしたちは 戦争の実相に迫らなければならない。人間の愚劣さに気づかなければならない。特に上に立つ者の愚劣さについて知るべきだ。

 反省のない人間からは腐臭が匂い立つ。しかし人間の嗅覚はごまかされやすい。被害に無頓着であれば、加害に気づかない。 

 戦後日本国家は、70年目にして戦前に舞い戻っている。この間、沖縄は一貫して基地の島にさせられてきた。戦争の前進基地のままに置かれてきたのだ。おきなわは、戦後日本国家に首をしめられてしまうのか? 否だ! ひとりひとりが否の声を発し続けていくだろう。だからこそ安倍政権は、沖縄を忌み嫌うのだろう。

 私にもできることがある。この夏に私は広島に行く。過去と現在を考え、沖縄と「日本」を考える。 

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