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考えるための本

  • 川満信一、仲里効編: 琉球共和社会憲法の潜勢力-群島・アジア・越境の思想
     混沌としている状況だからこそ読まれるべき一冊。
  • 吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司: 検証・法治国家崩壊ー砂川裁判と日米密約交渉
     今日の米日関係が米日トップの共犯関係で作られて来たことを歴史的に明らかにし、世に問うた力作。米国の核の傘の下に、私達は居続けるのか?
  • ジョン・W.ダワー: アメリカ 暴力の世紀-第2次世界大戦以降の戦争とテロ
    アメリカという国が如何に暴力にまみれた国であるかを示す好著。正規軍による戦争ばかりか、様々な謀略活動が表の顔の裏側に張り付いている。私達はこの国と如何に付き合うべきか?
  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

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2019年9月 5日 (木)

本州縦断の旅⑦ー広島平和記念資料館の巻(190822)

 2019年8月22日夕刻。久しぶりに広島平和記念資料館に入る。実は今度の広島篇はつれ合いのイニシアによる。

 同館はこの1月にリニューアルされていると聞いていたので、どんなものだろうと思っていたのだ。つれが是非行きたいと。私の問題意識はこうだ。1発の爆弾で多数の人が殺されたヒロシマ・ナガサキ。沖縄は数ヶ月にわたる沖縄戦での被害だが、共通することがある。ジェノサイド(皆殺し)を是とする軍事の魂だ。私はヒロシマ・ナガサキとオキナワがもっともっと垣根を超えて、現実を直視していくことが重要だと思っている。そのためにはどうすればいいのかを目下思案中なのだ。

 さて平和記念資料館に入ると、平日の17時でも来訪者が多い。外国人が3分の1ぐらいいるんじゃないか。東館3階から。Ⅰ導入展示の3Dの模型がすごい。大きさは4m×3mぐらいか。廣島の町。原爆投下前と投下、そして、大地が揺らぐ。3Dだからなのだろうが、この揺らぎは何だ。建物が市電が自動車が弾き飛ばされていく。のっけからの衝撃はデカイ! 続いて、Ⅱ核兵器の危険性。①原子爆弾の開発と投下、②原子爆弾の脅威、③核の時代から核兵器廃絶に向けて。ややテキスト的だが要点がまとめられている。しかし一息入れさせてくれない。原爆の危険が迫ってくるからだ。

 次は本館。Ⅲ被爆の実相として、①8月6日の惨状、②放射線による被害、③魂の叫び、④生きる。すべてが具体的であろうと工夫されている。被爆し、切り刻まれていたり、血がついていたりの現物がそこにあるのだ。そして6日の写真を初め、衝撃のシーンがこれでもかと続く。いや、よくもあの日に撮りにいったものだ。後日、被爆して亡くなったフォトグラファーも少なくないに違いない。そこに映っている姿はこうだ。文やお芝居で、皮膚がヨレヨレにぶら下がっているとある表現がそこにみえるのだ。こうした表現は決してオーバーなものじゃなかったのだ。

 それと具体的に誰それさんがこうだったと、集合体にせず、個が語る方法が採られている。それでいて、断片にならないような組み合わせにも配慮している。私は唸るよというか、恐れ入りました。

 次のコーナーはⅣ広島の歩み。④戦時下の広島と戦争、⑤広島の復興、様々な支援、⑥平和な世界をつくるだ。この章は広島に原爆が投下された背景を明らかにしている。復興から核廃絶に向かう呼びかけが提起されている。

 このあたりに来て、私はややバテた。集中力が落ちたこともあり、知っていることが多いこともあり、ややはしょってしまった。ただ米軍は事前に原爆投下候補地を130カ所余りセレクトして原爆模擬爆弾を落としていたことを知った。計画的な確信犯なのだ。原爆2丁で米兵ら、日本人の死者を併せて50万人余りを減らした人道兵器だとのデマゴギーを完膚なく粉砕しなければならぬ。

 いやはや冷や汗たらたらでした。おっかねえ! 原爆恐るべきなのだ。これはイデオロギーに関係なく見るべし。しかしねぇ、この地球上から核兵器をなくさなければならないが、否、核そのものをなくす。巨大国が核兵器をもてあそんでいる姿をどうしたらかえられるのだろうか。核を使うな! もつな! おしつけるな! 一切の核実験をやめろ! 我が国の責任は余りにも重い。被爆国が核安保体制をとり、原発を推進しているのだから。この絶対矛盾に何故気づかないのだろう。巨大な破壊力によって水に流してしまったのだろうか。否、米日の共犯関係によって、責任の所在を私たちは問うことを忘却してきたのではないのか。その日本側のチャンピオンは天皇ヒロヒトであり、継いだアキヒトであり、ナルヒトだろう。

 これはオキナワを巡る話でも同様だろう。【未完】

◎見学には2,3時間を要す。生半可ではみられない。お子さんは同伴の大人がしっかりフォロ-してあげて。

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