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考えるための本

  • 川満信一、仲里効編: 琉球共和社会憲法の潜勢力-群島・アジア・越境の思想
     混沌としている状況だからこそ読まれるべき一冊。
  • 吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司: 検証・法治国家崩壊ー砂川裁判と日米密約交渉
     今日の米日関係が米日トップの共犯関係で作られて来たことを歴史的に明らかにし、世に問うた力作。米国の核の傘の下に、私達は居続けるのか?
  • ジョン・W.ダワー: アメリカ 暴力の世紀-第2次世界大戦以降の戦争とテロ
    アメリカという国が如何に暴力にまみれた国であるかを示す好著。正規軍による戦争ばかりか、様々な謀略活動が表の顔の裏側に張り付いている。私達はこの国と如何に付き合うべきか?
  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

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2019年10月 1日 (火)

2019年10月Ⅰ日を迎えて

 2019年10月Ⅰ日を迎えた。台風18号は西にそれたが、消費税10%はそれなかったらしい。軽減税率があるなどわかりにくいことこのうえない。私のような算数の苦手な人には、負担ばかりかストレスが高まる。

 軽減税率とかポイント還元だとか、こんな些末な手段で消費税の本質が改善されるわけではない。本質が問題なのだ。私たちは些末な問題で一喜一憂するのでなく、税金って何か、国家って何かを考えなければならない。

 私の学生時代(1970年代前半)は高度成長時代であった。自然を壊し公害を垂れ流し、それでも経済成長が「善」だった。それでも福祉国家を看板に掲げており、格差拡大への歯止めの仕組みがあった。累進課税であり、社会保障の「充実」だった。しかし「弱肉強食」という戦前の発想を克服できず、家族主義が残され(元凶である天皇制が残された)、根本的な改革がなされなかった。

 70年代後半からの高度成長の限界は80年代の中曽根行革に行き着き、国家の力の強化に向かう。そして富む人間が大企業が益々富み、貧しい人間は益々貧しく不正規雇用が当たり前になってしまった。この道を促進するのは消費税であり、8-10%への税率アップだ。冗談じゃない。

 こうなれば、私たちは、よりみみっちく生きるしかない。軽減税率とかポイント還元に振り回されず、私たちの生活を貧しくしてくる政治を肌で実感しながら、人権・幸福追求権を手放さない。

 特に安倍政権が軍事で金儲けする国に転換した2014年を、私たちはもう一度想起しなければならない。ごくごく一部の人間たちが人殺しで儲かる仕組み。そんな米国とつるむ奴らだから血も涙もない。

 いやいやと私のアメリカ在住の友人から今朝(日本時間)メールが届いていた。米国では大金持ちは大金持ちなりに社会福祉に貢献する寄付文化がありますと。日本の富豪はテメエらの一人儲けだったのか。

 憤るばかりでは暮らせないが、憤らずにも暮らせない。このまま若者たちを国家の殺し屋に差し出すわけには行かない。沖縄をいつまで戦争準備の島にさせておくわけにはいかないのだ。

 神野直彦さんの本に「『分かち合い』の経済学」(岩波新書)というのがあるが、私たち人間が分かち合いを忘れたら、ダメだ。時代は暴力による一人勝ちを正義だとする勢いに圧倒的に押し流されているが、これをとめずに人間が生きていける展望を探ることはできない。沖縄が強いられてきた歴史の中に(世界的に見れば沖縄ばかりじゃない)新たな可能性が見えるはずだ。

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