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  • 川満信一、仲里効編: 琉球共和社会憲法の潜勢力-群島・アジア・越境の思想
     混沌としている状況だからこそ読まれるべき一冊。
  • 吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司: 検証・法治国家崩壊ー砂川裁判と日米密約交渉
     今日の米日関係が米日トップの共犯関係で作られて来たことを歴史的に明らかにし、世に問うた力作。米国の核の傘の下に、私達は居続けるのか?
  • ジョン・W.ダワー: アメリカ 暴力の世紀-第2次世界大戦以降の戦争とテロ
    アメリカという国が如何に暴力にまみれた国であるかを示す好著。正規軍による戦争ばかりか、様々な謀略活動が表の顔の裏側に張り付いている。私達はこの国と如何に付き合うべきか?
  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

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2019年10月 2日 (水)

「文化を殺すな!」について朝の一言(191002)

 おはようございます。ツイッターを見ていたら、文化庁前の抗議行動に初めて参加したという人がいた。自分で動くこと、歴史を考えることなどを肝に銘じる良いツイッターだ。

 今の政府が推し進めていることは総じて、歴史を見るな、考えるな、言うことを聞け、こうしたことになる。愛知トリエンナーレへの介入もまさにそうした結果、補助金の不交付決定だ。

 他方でクリエイター関係の男性のツイッターには、「文化を殺すな!」とは過激すぎる、NOと言いたくないとあった。文化を巡る問題だから、YESでいきたい気持ちはわからぬではないし、統一のスローガンになると、一律すぎて嫌だとの見方もわかる。しかし文化庁さんの意図は政府に刃向かう不都合な文化などいらぬ、潰したいが本音。文化庁がこれまでにどれだけの文化振興に役立ってきたかとは別問題だ。

 文化庁がある種の文化・芸術作品を闇に葬る動きは、明らかに文化を殺すことに他ならない。これにNOと言わなくて何というのだ。クリエイターならば知っているだろうが、この国が過去に海外で、朝鮮半島で、中国で、沖縄で、どれだけの文化を殺してきたのか知っているだろう。また、戦争とは、特定の文化を差別し、壊し、文化の素材を壊し、担い手を殺し、受け手も殺すものであり、文化の基層とも言える言葉すら奪うものだぐらい知っているよね。今回の動きはこうした過去をなぞるものなのだ。

 YESというお仕事も大切だが、こうしたことを十分につかんだ上で、やっていただきたい。先に挙げたツイッターの方の感慨を私は支持する。

 後者の男性が「殺すな!」は岡本太郎が関わっていたと知っているようだが、同じ岡本太郎の中にNOもYESもあることぐらいわかるよね。これをご自身の感慨でNOを否定したら、この国が進めているこの国にとって不都合な文化抹殺にあなたが加担していることになる。

●上記の解説はこちら

www.jca.apc.org/~yyoffice/61KorosunaBadgeKaisetu.htm

●岡本太郎には「沖縄文化論ー忘れられた日本」中公文庫もあります。

 蛇足だが、文化とは自分の心の片隅にあるものではない。もっともっとずーんと大きなものなのだ。絵画でも彫刻でも、写真でも発信力があるから権力は恐怖する。展覧会はこうした発信の場であり、そこからどう他人に伝えるか・伝わるかだろう。私たちの努力は生きるためなのだ。だからこそ「殺すな!」と言わざるを得ないのだ。

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