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考えるための本

  • 川満信一、仲里効編: 琉球共和社会憲法の潜勢力-群島・アジア・越境の思想
     混沌としている状況だからこそ読まれるべき一冊。
  • 吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司: 検証・法治国家崩壊ー砂川裁判と日米密約交渉
     今日の米日関係が米日トップの共犯関係で作られて来たことを歴史的に明らかにし、世に問うた力作。米国の核の傘の下に、私達は居続けるのか?
  • ジョン・W.ダワー: アメリカ 暴力の世紀-第2次世界大戦以降の戦争とテロ
    アメリカという国が如何に暴力にまみれた国であるかを示す好著。正規軍による戦争ばかりか、様々な謀略活動が表の顔の裏側に張り付いている。私達はこの国と如何に付き合うべきか?
  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

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2019年10月 1日 (火)

脳みそがはじけた(191001)

 先月末からある原稿に取りかかっていた。期せずして連載になっていたので、次は何を考えるべきなのかわかっていたのだが、骨格を作り、それに沿って資料を読み込み、文字にしていく。資料は膨大にあり、これらのうちからどこが重要なのか当たりをつけておかなければ、いかんともしがたい。時系列に沿いながら、時に時間を反転させながら、そういうことかと考える。頭が痛くなる。全く面白い話ではないから。しかし私のテント村での日常的な話の裏を問う思索なので、自分的には極めて重要。

 9月29日の玉城デニー知事と河野太郎防衛相との会談が平行線だったと言うが、当たり前だのクラッカー。今の国と沖縄県はレールのようなものだ。

 国が沖縄の歩みをねじ曲げ、戦場にしてきたのであり、基地にしてきた。この事実を誰が否定できるのだ。できるものなら、言うて見ろ。今日からゆいレールが4キロほど伸びたが、こんな沖縄に誰がしたのだ。戦場となったことで軌道は破壊されて、復興ならず。この74年間だ。あの2011年3月11の大震災ですら、74年間も電車を止めてしまうことは、被爆地においてすらないだろう。

 色々と考えると苛立ちしかないが、苛立ちの中から、先を探すしかない。社会的な苛立ちを救ってくれるのは、自然美であり、文化的な美。柳宗悦(むねよし)は工芸なるものを提起し創り上げた。朝鮮文化の大日本帝国による破壊に抗した。朝鮮の人々と共に保存に尽力した。私はどうせ「白樺派」の小ブルジョワであり、さしたるものではないと思わぬではなかった。しかし彼が生きた1920年代から30年代は治安維持法があり、身体拘束は無論、検閲もすさまじかった時代だ。こうしたなかで、朝鮮文化でも琉球文化でも守り通そうとしたのだがら、並ではできないことだ。実物を見ながら価値づけた営みは、弾圧を恐れず。たいしたものだ。少しは自分も役に立たなければならぬ。

 そんなわけで、私もがんばります。宗悦(そうえつ)さんは私の大伯父だ。私は彼と会った記憶はないが、浜田庄司やバーナード・リーチとは会っている。だからっていうこともないのだが、せめて沖縄の文化について、もっと知らないと恥ずかしい。

 日本人の劣化は凄まじい。徐京植(ソ・キョンショク)さんがこう言っている。「戦後民主主義は『メッキ』だったのか」と。そのとおりだ。あの時代の王冠をそのままいただいている「民主主義」がまともな頭に因らないことは確かだろう。検閲も大日本帝国によるものからGHQによるものまで、話は変われど、「殿上人」にひざまずく姿勢は変わらなかった。すすんでどうぞとやる姿勢。自己がないから、内心もない。確かに全て厳密は、適わぬが、かなり厳密でなければならぬ。

 なんでもいいよとやったならば、命いただきますになる。これは過労死でも原発死でも、既にそうなっている。かけがえのない自分を見ていかなければならぬ。このためには、かけがえのない自分とかけがえのない他者を見ていなければならぬ。油断していてはならないのだ。

 朝方、コーヒーカップを洗っていて久しぶりに力が入りすぎ、取っ手を壊した。なんてことをする。カメラのシャッターは微細でなければならぬ。そうっと押して一枚。この感触が大切なのに、私のカメラはぼろく時々苛つく。そうっとという触感が絵に反映するのだ。否、反映させなければならぬ。

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