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考えるための本

  • 川満信一、仲里効編: 琉球共和社会憲法の潜勢力-群島・アジア・越境の思想
     混沌としている状況だからこそ読まれるべき一冊。
  • 吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司: 検証・法治国家崩壊ー砂川裁判と日米密約交渉
     今日の米日関係が米日トップの共犯関係で作られて来たことを歴史的に明らかにし、世に問うた力作。米国の核の傘の下に、私達は居続けるのか?
  • ジョン・W.ダワー: アメリカ 暴力の世紀-第2次世界大戦以降の戦争とテロ
    アメリカという国が如何に暴力にまみれた国であるかを示す好著。正規軍による戦争ばかりか、様々な謀略活動が表の顔の裏側に張り付いている。私達はこの国と如何に付き合うべきか?
  • 下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか

    下嶋 哲朗: いま、松下竜一を読む――やさしさは強靭な抵抗力となりうるか
    沖縄本の著作も多い下嶋さんが松下竜一さんの著作・生き方から考える視点を提示している。弱者でありながら強く生きることは可能なのか。

カテゴリー「改憲状況」の記事

2019年3月12日 (火)

「嘘つきは泥棒の始まり」と教わったものだが(190312)

 私たちが子どもだった頃、「嘘つきは泥棒の始まり」だと教わったものだ。それが今やどうだろう。したたかな大嘘つきが首相についている。これではまるで、大泥棒国家というべきだろう。

 既に私たちは、ウソしかつかないよう男(たち)が牛耳る独裁国家に生きていることを自覚し直すところから始めるしかない。しかし日本人はおひとよしだ。「おひとよし」とは「優しい」だけではない。「他人の言うとおりになる」との意味をもつ。
 この「他人の言うとおりになる習性」を、私たちはいつごろから身に着けてきたのだろうか。これはこの74年余り変わっていないのじゃないのか。否、近代150年余り変わらない。だから私たちは、今を独裁国家の中に生きていると、なかなか自覚できないのだ。民主主義を切望していても、それって何だと考えたことがないのだろう。だから「天皇陛下万歳!」とか「ハイル!ヒットラー」とか言うまでもなく、無関心のまま追従していることになかなか気づかない。独裁者は気楽な家業(国家業か)ときたものだ、ね。
 そもそも日本国憲法が半端にできている。というか、折衷している。6法全書を開けばわかることだが、「前文」の前にある文は「朕は、日本国民の総意に基づいて、新日本建設の礎が、定まるに到ったことを、深くよろこび(中略)ここにこれを公布せしめる」とある。「朕」とは天皇(ヒロヒト)のことであり、四権(軍事・行政・国会・司法)の長だった天皇の時代から新たな象徴天皇の時代に引き継いだとの宣言文だ。
 だから日本国憲法の第1章は「天皇」であり、第2章が「戦争の放棄」であり、第3章が
「国民の権利及び義務」と続いているのだ。「主権在民の憲法」といわれてきたが、主権在民はどこにあるのか。それは「前文」と、第1章、第1条の「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」とあるだけだ。最初から主客転倒がなされていたのだ。
 戦後の大多数の日本国民は、こうした数々の事実を忘れて今に至っている。アワワ。最初から詐欺にあっているのだ。騙されながら、この事実を見ないで来たのだ。
 今の独裁者達はこのことを前提として、不都合なことを亡きものにしようとしている。日本国憲法の前文の「②日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。(後略)」を安倍首相は取り上げて、主語を隠して、「平和を愛する諸国民」て、誰のことだと騒いでいる始末。冒頭に「日本国民は」とありますよ。こうして崇高な理想を消し去り、忘れ去り、戦乱の世の中にまっしぐら。今の「日本国民」は再び隷従しているかのようだ。声高に独裁万歳と叫ぶ代わりに、サイレントにイイネ・イイネしている人が多数派なのだろう。
 沖縄の「もう基地はいらない」の声は、2019年2月24日の県民投票で再確認されたのだ。他の46都道府県の人々は、どうするのだろうか。7月の参議院選挙まであと4ヶ月しかない。「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上に永遠に除去しようと努めている国際社会(後略)」(日本国憲法前文②の中段から引用)を再び破壊していくのだろうか? 
 ここが思案のしどころではないのか! 私たちが民主主義を貫くためには、事実を確かめ、事実に基づいた議論をしていこう。そのためには私たち一人ひとりが自律していくことが何よりも大事なことだ。諦めずに前を見て進もう。

2018年10月 7日 (日)

ナールホド!ザ安倍政権の第4次内閣改造について

 ナールホド!ザ・安倍政権の第4次内閣改造について

 2018102日、安倍政権は第4次の内閣改造を行なった。何が変わったのか何が変わらないのか?。安倍・麻生・菅の3悪人事はかわりようがないようだ。他の留任は河野太郎外相、世耕弘成経産相、茂木敏充経済再生相、石井啓一国土交通相(公明)のみ。安倍さんにとって、残るべき人が残った。ガラガラポンで、初入閣12名。他に1名。女性閣僚は片山さつき地方創生・女性活躍相おひとり。

 さて何処から論じたらいいのか?正直に言って困った。時間もないことだし、ピックアンプ戦術で行く。ややアトランダムだが、雑駁でも大当たりになりそうなのだ。

 話題の人はやはり彼。石破派の山下貴司さん。53歳。岡山2区。彼は元検察官。だから法務大臣。石破派を取り込むためと言われているが、どうか。彼は自身の公式サイトに「日本の道徳心を大切にする政治」を掲げており、「日本の平和を守りぬく」で「『戦略的外交』の確立と『現実的安全保障』」をうたい、「◎国益を守る、戦略的な地球儀俯瞰外交、◎『海洋国家日本』の海の守りの徹底的強化、◎拉致問題と核・ミサイル問題の早期解決」を挙げている。

 また「日本のかたちを守り抜く」でこういっている。「自衛隊を憲法に明確に位置づけ」る。そうでしたか、安倍首相の改憲論と同じだ。そのうえ、在ワシントン日本大使館時代は法律顧問で慰安婦訴訟で勝訴したという兵(つわもの)だ。安倍さんにこれほど都合のいい男はいないだろう。彼の抜擢は、派閥を超えたスケールの広さを示すではなく、首相の同心円に入る男だから取り込んだだけ、だろう。

 たった一人の女性大臣になった片山さつきさん(59歳)。比例・衆議院。彼女は大蔵省・財務省で有能な官僚だったらしい。95年主計局主査、98年、横浜税関総務部長、00年、大臣官房政策評価室長、05年、国際局開発機関課長で退官し、政界に転じた。

 私的に興味深いのは、こんな履歴。03年の主計局主計企画官(法規課)で国民保護法を担当し、04年の主計局主計官で防衛担当―防衛大綱、中期防、ミサイル防衛の導入に活躍したらしい。政界に転じて、14年参議院外交防衛委員長、憲法審査会などを担当し、自民党内では憲法改正推進副本部長などを歴任。そして18年、晴れて大臣になったのだ。ざっくりとした履歴を見ただけで、首相のお仲間だとわかる。

 ここで私見を挟む。公式サイトのプロフィール写真が如何にも可愛い子ぶりっ子風。何故だろう?

 1億総活躍、沖縄・北方担当大臣になった宮腰光寛さん(67歳)。富山2区。彼は泡盛が好きとか、離島ファンらしい。しかしちっともけっこうではないのだ。公式サイトに「この国のかたちを変えよう」とあるように、露骨な改憲派。「北朝鮮の核・ミサイルは現実の脅威となっています。日米同盟を基軸に国際社会と連携し、万全な対策を講じるためにも、国民の皆様の圧倒的で、力強い信任が必要です(註:17年の衆議院選前の文書がそのままでている)」。

 だから彼の沖縄担当大臣ぶりがどうなるか。無関心ではいられないのだ。振興と基地・軍事のリンクをやめていただきたい。

 防衛大臣になった岩屋毅さん(61歳)。大分3区。防衛畑を歩いてきた。10年~11年、自民党国防部会長、12年から、自民党安全保障調査会会長。彼は14年の集団的自衛権の合憲化に寄与し、18年の陸上自衛隊に水陸機動団の新編を後押しし、さらなるミサイル防衛の強化を進めている。改憲は解釈改憲+自衛隊の「加憲」論。首相と同じ。

 こんな男が防衛大臣だから、沖縄は「島嶼防衛」「日米一体化」が進み、益々危険になりかねない。年末の防衛計画大綱等の改定を阻止出来ない、改憲反対論ではどうにもならないのだ。

 そして文部科学大臣になった柴山昌彦さんの事は別項であらためて考えよう。

 安倍首相は改憲をやるといっている。第4次内閣は安倍路線を引っ張るのだろう。基地建設を進めて来るだろう。また改憲を自公との協議もできないまま憲法審査会で案を煮詰めようとするのだろう。これまた強権的にやるしかないとすれば、我々は安倍政権を潰せるチャンスを掴めるはずだ。日本全国から改憲反対の声をあげていこう。今止めなければ手遅れになる。

 私たちは県知事選に勝ったことを大切にしながら、前を見て歩みたい。

 

 

 

 

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